恐怖症の治療・改善法 [心 一般]
恐怖症は子どもの頃の無知から生じる恐怖、たまたま経験した恐怖体験がきっかけとなって発症します。
日常生活に大きな障害とならなければ、個性の範囲で尊重される事情であり、放っておいても次第に症状が軽減したり、恐怖を克服したりする経験によって解消されることもあります。
恐怖症が日常生活で支障となり、本人が治療を希望すれば、認知行動療法や薬物療法が用いられます。
恐怖症の患者は、本来、不安や恐怖の対象でないものに過敏な反応をし、物事を異常にマイナス思考で考えてしまう傾向があります。認知行動療法では異常なマイナス思考による間違った思い込みを修正し、前向きな思考パターンにして行きます。
パニック発作を起こしている場合は自律訓練法や呼吸法で対処し、暴露療法で少しずつ不安や恐怖を感じる物に慣れるようにします。
敢えて不安・恐怖に身をさらすことで、それが恐怖ではないことを理解させていく治療法です。
不安や恐怖が強い時は抗うつ薬や抗不安薬などを併用して行きます。
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